Temperature (ランダム性)

プロンプトで設定する『Temperature』とは、ランダム性、創造性、多様性を表します。Temperatureは0から1の間で設定しますが、この値が大きいほど、ランダム性が大きく、それは同時に、創造性、多様性が大きいことを意味します。同時に、起こる可能性が小さい(Probabilityが低い)、とも言えます。

独創性のあるアイデアを得たいときは、Temeratureを大きく設定しますが、大きすぎると、文章が不自然であったり、情報の正確性が大きく低下する可能性があるので注意が必要です。

一方で、正確な情報を得たいときはTemperatureの値を小さく設定します。その場合は、情報は正確ですが、ありふれた回答になりやすい(起こりやすい:Probabilityが高い)です。

prompt-temperature

以下の例では、同じプロンプトを、Temperature設定を0.1(ランダム性:低、創造性:低)と0.9(ランダム性:高、創造性:高)のそれぞれで、3回ずつ質問を繰り返した結果です。

Temperatureの設定はプロンプトの後に、Please use temperature of ###(###はTemperatureの値)を追加すれば設定できます。

プロンプト例:

(プロンプトをクリックするとコピーできます)

回答例(Temperature=0.1):

結果を見てみると、『プラントベースのフードトラック』関連、『オンライン英会話』関連、『アクセサリー』関連がそれぞれ2回ずつ出てきています。つまり、ランダム性が低く、アイデアとしては、よくあるもの、が回答されています。

次は、Temperatureを0.9に設定した回答例です。

プロンプト例:

(プロンプトをクリックするとコピーできます)

回答例(Temperature=0.9):

Temperatureを0.9に設定した場合、9パターンの異なるアイデアが回答されました。つまり、ランダム性、創造性が高い結果となっています。一方で、アイデアの正確性、実現可能性の検証は必要です。

このようにプロンプトのTemperatureの設定を変えることで、得られる情報の創造性、正確性をコントロールすることが可能です。

ぜひ試してみてください。